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エミ子SS2

という事で、今日はエミ子のSSをまた書きました。
twitterで沢山の人にツイートをいただけて、めっちゃ嬉しかったです!
twitter初めてよかったと初めて思いましたw
これが刺激になって、皆がなんかしだしたらオレは嬉しいです。
ラグナガイアもひことさんのセブドラから波及しましたけど、こういうのっていいですよねw

では続きからSS貼っていきます。


2章


倉庫の中で見つけたものがあるーー


片隅に投げ捨てられていた、ボロボロのくまのぬいぐるみ。
誰のものかはわからなかった。
ローズ家はそれなりに歴史がある屋敷なので、昔の誰かの物だったのかもしれない。
そう思うほどボロボロであるぬいぐるみを、私はいたく気に入った。
ボロボロに摩りきれ、捨てられ、放置されている。
「お前は私と一緒なんだね」
そういってボロボロのぬいぐるみを私は抱きしめた。

ある日の事だった。
いつものようにボロと遊んでいると(ボロボロのぬいぐるみだから)、それは目に入った。
埃や灰だらけの倉庫にはおよそ似つかわしくない優麗なる刀剣。
今まで気付かなかったのが不思議なほどの存在感だった。
埃だらけだったので、埃を払ってやると、その美しき流線を描いた剣が姿を表す。
私は好奇心を抑えられなくなり、刀身を抜いた。

W000009.jpg


スラリと徐々にその姿を現す刀身。
ギラギラとまぶしいほどに危なく光る刃。
それでいて、美しく緩やかな曲線を描く刀身は、優しさに包まれているようだった。

私は、自分の指の腹を刃にあてがった。
「痛いっ!」
ほどなくして血が滲み、滴り落ちる。
私は自然に笑っていた。
「ほらっ!ボロ!見て見て!」私が興奮して滴る血を指差す。
が、ボロはうなだれたまま身動きもしなかった。
私はなぜだか、無性にイライラした。
私が痛い痛くないで一喜一憂しているのに、微動だにせず、佇むボロ。
似たもの同士だと思ってたのに、裏切られた気がした。

気付くと私はその刀剣を振りかざし、そのままボロを叩きつけていた。
斬るというには、あまりにも似つかわしくない不細工な剣筋、
だがそれでも、ボロは真っ二つになり、ボロボロながらぬいぐるみの様相を呈していたそれも、ただのボロきれになった。
私はその時、異常な熱を感じた。
今自分が感じた指先の熱さや、叩かれ蹴られた時に感じた腫れによる熱。
そのどれよりも心地よく、私の頭を支配する優越感。
私はその時、間違いなく人生で一番笑った。
声を上げて笑った、腹を抱えて笑った、笑い転げるように笑い狂った。

そう、私は見つけたのだ。
思えば簡単だった。父親が私を認めないのは女だからだが、
私が父親の息子以上、更には父親以上の剣士になれば良かったのだ。
そしたら父親、母親も、メイド達も私に振り向いてくれるだろう。

ボロで遊ぶ日々も悪くなかった。
だが、私は見つけた。
私はその日から舞い続けた、優美なる剣と共に。
あの日指先から溢れた鮮血のように、私の心は真っ赤に燃えていた。
しかし、それは血のように、やがて赤黒く固まり、こびりつく。
私のそれもまた、どす黒くうずまき、逃げ場のない混沌とした感情を生み出したのだった。

今日はここまで。2章って書いてますけど章で区切られてません、ただの気分ですw
この話はエミ子視点だけで物語を描いてるので、それなりの短さに落ち着く予定です。
多分、あと2回くらいこの長さを続ければ終わると思います。
でも考えながら書いてるからどうなるかな~~、過去と現在を繋げようとしながら道を歩いてる途中ですw
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