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エミリーローズSS3

こんばんは!
今日もエミ子SSを更新したいと思います!毎度毎度すいません!

ではでは続きから!


あれからどれだけ時間が過ぎただろう。


真っ二つなボロきれと化したボロは、埃だらけで本格的に原型を失っていたし、
食事を置きにくるメイドも、何人か人が入れ替わっていた。

そしてなにより、私自身が成長によって、身体に大きな変化をもたらしていた。
手足は長く伸び、胸は膨らみ、大きくなった。
パンくずと水だけでも人は成長するのだと驚かされたのを覚えている。
対象に髪は短くなっていた。
剣で遊んでいると、無造作に伸びきった髪が揺れ、剣に触れた。
結果、煩くなり、自分で切ったのだ。

W000014.jpg


夏になると暑くなり、冬になると寒くなったが、特に冬は辛かった。
寝具なんて気の効いたものはなかったし、子供用のワンピースだったそれは、汚
れきった、サイズの合わないただの布切れになり、寒さを直に通した。

あまりに寒いので、冬は剣を倍振って寒さをごまかした。
そんな事をして、いくつかの冬を通り越した。


いつしか、屋敷でも動きがあったみたいだった。
生まれた息子は7だか8才になり、剣士として本格的に育てられ始めたらしいし、
父親は戦場で負った怪我が原因で、あまり前線に立たなくなったようだった。
そのため、家にいる時間が増えてしまっただの、余計人使いが荒くなっただの、
メイド達が愚痴を言ってるのを私は聞いた。

私のいる、この倉庫という名の穴蔵は普段、誰も寄り付かない。
食料を定期的に運ぶメイド達は、それを知っているので、私の穴蔵周辺は格好の
井戸端会議所となっていた。


ある日の事だった。
いつものように食料を運びにメイドがやってきたのだが、今日は勝手が違った。
普段は少し開いた小窓から、パンくずやら、水やらを投げ入れられるのだが、そ
の日は珍しく私の穴蔵にメイドが押し入ってきたのだ。

そのメイドは、私の嫌いなババァのメイドだった。
ババァのメイドは入ってくるなり、いきなり私を殴り付けてきた。
何かを怒鳴っているのだが、何を言ってるかわからないほどに狂乱していた。

が、すぐに理解した。
コイツはただの憂さ晴らしに来たんだと、ただ、今日は余計に機嫌が悪いようだ
が。
久々に誰かに殴られたなと思う反面、私の内側から徐々に熱いものが駆け上がっ
てくる。

これは怒りだ。

私の穴蔵に勝手に入られた怒り。
ここで佇むだけの私に浴びせられる理不尽な痛み。
そして、恐ろしく美しくなく、見苦しい猛り。
すべてが許せなかった。

気付くと私はババァを蹴り倒し、剣を手に取っていた。

「なっ、なっ、あんたなんかが私に何を…っ!この忌み子が!あんたの親だって
そうさ!」

ババァが喚いてる。全てがどうでも良かった。

「あんたの親は私達メイドを人間と思っちゃいない!あんた達こそ醜い怪物だと
いうのにだ!」

権利、尊厳、人権、主張、私にはどうでもいい。
むしろ、そんなものは生まれてこのかた存在しない。

「お前もそうさ!汚ならしい怪物のくせになぜまだ生きてる!?死ねばいいんだ
!死ねっ!死ねっ!死ねっ!」

生きてる理由?私が聞きたい。どうでもいい。


どうでもいい現実に、どうでもいい理由。
簡単だった。

私は目の前のそれを切り裂いた。
やり方を知っていた訳ではない。
だが、美しく真一文字に切り開かれた首筋から、血が扇状に吹き出てくる。

ほどなくして、あれだけけたたましかったババァも静かになった。
まるでボロがそうであったように、その場で佇んだ。
返り血を全身に浴び、汚れで白いとは言えないが、くすんだ衣服が赤く染まる。
私の内側の熱は、新たな熱さに書き換えられていた。全身がカァーっと熱くなっ
た。
それは怒りでもなく、恨みでもない。
快楽だった。

W000016.jpg


私の全てが満たされいく。寒さで乾いた心が、熱さで充足される。

体に流れ込んでくる、熱。
ドクドクと体が高鳴り、手足が震える。
呼吸は荒ぶり、顔はすっかり高揚していた。

私はそれら全てを受け止めきれず、そのまま床に倒れ込んだ…。


という所で今回は終了!
次か、あと2回で恐らく、このSSも終わると思います!
ですので、あと2回はこの場でお目汚しすると思いますが、よろしくお願いしますw!
実はもっともっと、ダークにエミ子の過去は考えてたんですけど、それを描写しきってしまうと、さすがにやりすぎかなとも思ったので、心に留めて、この辺に落ち着けておきました。
次の更新から、一気に話が動き出すと思うので、また携帯でセッセと書き溜めておこうかなと思いますw

そして、今日めでたくとある同人誌のアンソロの原稿を脱稿でき、さきほどメール便で送ってきました!
なんだかんだで時間かかったけど、いいのが出来たと思います!
色々やりたいことがおわってきたので、そろそろファリスにもかまってやれそうですね~
へっへっへ、ファリスたんまってろよぉ~~~!
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