クロスダイアリー

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エミ子SS5

こんばんは、クロスです!
今日は久々にエミ子SSの更新をします!
内容忘れるとあれなので、間隔なく更新したかったんですが、
4月はクソ忙しいので、大分間空きましたw
せめてもの気持ちに、イラストカットをちょっとだけ丁寧に描いてみましたので、
よかったら見てやってくだされ!

では続きから!










燃え盛る火炎はゴウゴウと燃え広がり、焦土と成り行く屋敷とは裏腹に、
灰より生まれし、不死鳥の転生の炎のように、翼を広げた火は生命力に満ち溢れていた。

私を囲う穴蔵は、呪縛という名の牢獄は、その戒めから解き放たれるように、
ぶち壊れ、急速に広がっていった。

私の中の熱は、その炎に当てられて、より一層真っ赤に燃え上がった。
まるで真紅の薔薇のように、赤々と・・・



「おい!ここにも生き残りがいるぜ!」

私が炎に当てられていると、それを遮るような声が聞こえた。

「マジか!…って、なんだ、この汚いガキはよ」

振り返ると、騎士のような身なりをした男が2人、立っている。
いつか見た父親のそれよりかは、格式は高くないように見えた。

「どうする?こいつも殺っとくかぁ?」

ふざけた調子でひげ面の騎士が言う。

「やめとけよ、ソイツその辺の浮浪児だぜ、残飯でも漁りに潜り込んだんだろう
よ」

長細い騎士が若干めんどくさそうに言い放つ。

「なるほどな~、きったね~ガキだもんなしかし」

騎士2人がなにやら喋っている。

「ん、いや、待てよ…!」
「んだよ?」
「このガキ良くみりゃ、血だらけじゃねえか…!」
「あら、本当だわ、炎のせいでパッと見、わからなかったぜ」
「それだけじゃねぇ、この赤い髪に赤い瞳。間違いねえ、コイツ、ローズ家の人
間だぜ…ッ!」
「マジかよ!?じゃあなんで、こんな小汚ない格好してんだよ?」
「知るかよ、でもわかってんのは、コイツも殺らなきゃって事だ」
「ヘヘッ、最初からそうすりゃいいんだよ」

男たちは何かの打ち合わせをしているように見えた。
こっちを見て喋っているので、私が話題の種にされているようだった。

「へへ、オレに殺らせろ。おじょーちゃ~ん、痛くしないから逃げないでね~」
「ハハっ、いてぇだろバーカ」

そう言うとひげ面の騎士は急に、右手に持っていた剣を強引に振りかぶって振り下ろした。

ザグッ!

畑を耕す桑のように、刃が地面にめり込む。

「何避けられてんだよバカ」
「うるせーよ、せっかくなんだから楽しませろよ」
「まっ、めんどくさい仕事だからな。憂さ晴らしもいるか」

一瞬、何が起きたかわからなかったが、私はすぐに冷静になった。
踊り狂うように逃げ惑うメイド達を斬っていたのは、間違いなく騎士達だった。
つまり、この2人の騎士もこの屋敷の人間を斬ろうとしているのだ。

ならばコイツらも斬ってしまおう。

あのババアのメイドを斬り殺した余韻そのままにそう思うと、
私は急いで穴蔵にきびつをかえした。

「おっ、逃がさねぇぞ、お嬢ちゃん!」
ひげ面の男が追いかけてくる。

これは鬼ごっこだ。
追い付かれたら斬られるし、逃げ切れば斬れる。
鬼役は自分自身の中にうずまく感情にあった。

穴蔵内に戻った私が剣を取ると、ほぼ同時にひげ面がやってきた。

「おっ、いいもん持ってるねおじょーちゃん。」

穴蔵内に土足で入り込むのはルール違反だ。
この中は私だけに許された空間なのだから。

「…るな」

「あん?」

「入…る…なァァッ!!」

私は叫んだと同時に、剣をひげ面の喉元に突き立てた。
不意をとられた、ひげ面の騎士に剣がのめり込む。

ヌルリと滑り込む剣に、骨や腱、筋肉を切り裂く感触。
やはり最高だった。
一気に頭と胸にこみ上げる高揚感と浮遊感。
あぁ…これは最高だ…

「アハハハ…アーハッハッハッ!」

「あっ、おい!殺されてんじゃねえか!」

長細い男が駆けつけてくる。

「チッ!やっぱ、あのキチガイヤローのガキだなあ、おい」
「ウフフフ…フフ…遊ぼう、フフ…」
「ざけやがって、気持ち悪いクソガキが…」

「家族揃って地獄に行きやがれ!!」

長細い男が抜き身の剣を振り下ろす。
私はそれを間一髪でかわし、男の喉元を狙う。
喉元を突き立てるのはいい。最高だ。
だが、その願いと思いとは裏腹に、長細い騎士は巧みに避ける。

「ずいぶん速いが、剣がめちゃくちゃだなぁおい!」

男の憤怒の剛剣が私を襲う。
受け止めれないと感じた私は、なんとかかわしていくが、紙一重だった。
余裕なくかわしていく私は誘導されるように壁際に追い詰められた。

W000024.jpg


「クックッ、逃げ場はねーぞ、クソガキ」
「よくもアイツをやりやがったなぁ、タダじゃあ許さねぇ…」

そう言うと男は私の着てる布切れをゆっくりと引き裂いてゆく。
迂闊だった。斬りたいばかりで、私は斬られる事を全く考えていなかったのだ。

W000025.jpg


「まずは手足をばらすか?いや、生爪剥がしていくってのもいいな…」

男がなにやら呟きながら、剣先を首筋に添える。
ツーーと撫でるように、剣先を下ろしながら言う。

「決めたぜ、死なない程度に大動脈に傷をつけてやる。吹き出す血に恐れながら
後悔すんだな」

男の剣が、私の首を撫でた。
するとピリッと痛みが走ったあと、血が流れてくる。

「クックックッ、あと何ミリも剣を食い込ませればてめえは死ぬんだぜ…クソガキィ」

別に良かった。
あれだけの快感を味わい、躍り狂う祭りのような火を見れた。
ここで終わっても、別に良かった。
誰が死のうが、私が死のうが良いのだ。
恨みや怨みに妬みや悔やみ。
何もない。
あるのは余韻。

生の余韻……


その瞬間、穴蔵の扉が爆発した。
鳴り響く轟音で、長細い男が退く。
その時、引いた剣が私の首筋を掠めたが、傷は浅かった。


爆発した場所に視線を移すと、私の穴蔵をぶち壊した男が飄々とその場にいた。
金色の髪を靡かせた騎士は、気だるそうに、その場にいた。
終わりと思った矢先に目の前に颯爽と現れた金髪の騎士。
それを見て私は、なんだかうんざりした。




以上です!
あと1回で終わらせる予定なんですが、展開を思いついたりしたら、また長くなるかもw
今日は漫画もケッコー描いたので、SSが終わる頃に漫画上げれたらいいかもと思います。
ファリスの方も、残りが、すっぴん、ものまね士、踊り子、竜騎士と残り4ジョブになりました。
どれ描くか、日々悶々してるのですが、そろそろ描きたいですw
それにしても、挿絵のチョイスミスりましたw上の部分と下の部分に入れて、飽きさせないようにって考えがあったんですが、今回下部に連続とかww次から考えよw
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